『お前らのために用意した特別な夜だぜ』

 BOOWYトリビュート in 仙台

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第一章 BOOWYとの出会い

 Beat DriveとT-BLUEのDrums田中です。

 BOOWYを聴いたきっかけは、2コ上の仲が良いいとこが、アルバム「INSTANT LOVE」を遊びに行った時に繰返し流していて、それが耳に強く残って聴くようになりました。

 実際にBOOWYを見たのは、「JUST A HERO」TOURの宮城県民会館でした。その後の「BEAT EMOTION」や「PSYCHOPATH」のTOURは山形県県民会館にも来てくれるようになり、チケット予約のため、受付時間数分前に数人で一斉に公衆電話から電話をした記憶があります。

 生でBOOWYを見て感じたことは、氷室さんが格好いいというのは言うまでもありませんが、高橋まことさんのドラムが、メンバー紹介のとおり、まさに「原始のドラム」で、「WORKING MAN」「BLUE VACATION」等では、一番後ろに居るのに、まことさんが客席に飛び出して来るのではないかというような勢いや迫力に感動しました。

 こうしたこともあり、高橋まことさんに憧れて私もドラムを叩く様になりました。高校時代は、よく楽器屋さんに貼ってあったPearlのポスターのまことさんを見て、真剣に将来そうなりたいと思っていました。

 「BOOWY」については高校2年の2月以来、「暴威」については大学2年の9月以来封印し、もう二度とやることはないと考えていました。

 

Tanaka Playing Drums !!

Tanaka Photo 01

Tanaka Photo 02

Tanaka Photo 03

Tanaka's Gear !!

Tanaka Gear Snare

Tanaka Gear Pedal

Tanaka Gear Stick

Tanaka Gear Symbal

第二章 BOOWY漬けのバンド活動

 「BOOWY」は、本物のBOOWYが解散するぐらいの頃までやっていましたが、「BEAT EMOTION」の頃になると、以前BOOWYのコピーをやっていた連中も、爆風スランプやレッズ、ラフィン、ハウンドドッグ、レベッカ、バクチク等にスライドし、次第に同じ高校の仲間とはバンドを組めないような状況に置かれました。

 そこで、BOOWYが好きで心底やりたいという他校の生徒を紹介してもらい、オレだけがよそ者というような形のバンドで「BOOWY」を続けました。当時は、とにかく1回1回のライブを大切に、お客さんの心に残るような良い演奏をしようということで、BOOWYも所縁があった「ミュージック昭和(山形)」を中心に活動しておりました。

 「暴威」については、大学時代に初めてデモテープ等を聴きBOOWYの歴史を知って、これは是非やっておかねばならないと思いやりました。主に「1984.3.30 BEAT EMOTION 2 DAYS 〜すべてはけじめをつけてから〜」を中心にやって、かなり私のわがままをメンバーに聞いてもらい、ライブをやりました。

 この時のメンバーの一人である、Iさんとは現在職場も同じで、今回はBeat DriveでVOをやりますが、もうかれこれ十数年も一緒にバンドを組んでいる仲で、思えばライブをやる時にはフロントにほとんどの場合Iさんがいたような気がします。それだけに、ライブの時の阿吽(あうん)の呼吸はピッタリで、御互いの微妙なタイミングは絶妙だと思いますので、是非ご覧ください。

第三章 BOOWY再び

 私のバンド活動の中でも「BOOWY」「COMPLEX」は大変思い出深いバンドで、バンドは人の繋がりが重要で、メンバーについても信頼の置ける仲間とやりたいという思いが強く、それだけにもう2度とやることはないと心に決めていました。

 しかし、様々な縁(enn)もあり、かなり当時に近いモチベーションでやれるような環境やメンバーが揃いましたので、是非やってみようという決心がつきました。

 やはり、やるからにはどうあれ中途半端な形ではやりたくないと思っておりましたが、そういった良い環境を名プロデューサーMariさんが揃えてくれたので、今回の企画に参加しました。

 また、それらを後押ししてくれたのが、GUの小林さん、小河さんでした。

 これも、BOOWYという音楽を通じて出会えた運命だと思い、今回参加・協力していただいている皆様と力を合わせて、この企画を盛り上げたいと思います。

 BOOWYを通じて出会えたメンバーや思い出は宝物であり、私個人としては特に完成度の高い演奏を目指しているのではなく、BOOWYという音楽を本当に楽しんで、最後に長距離走を走り終えた時のような充実感が得られたら最高のライブになると思います。

 お時間がある方は、是非、BOOWYに対する思いやそれぞれのバンドに対する思い入れ、当時の様々な思い出のこもったライブを見にいらしてください。お待ちしております。

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