[コラム]バンドのグルーヴは信頼関係から
木曜日, 8月 30th, 2007 | コラム, Koba(G)
# この記事は、Kobaのブログより転記しました。
バンドのグルーヴ・・・何て説明したらいいんでしょう。別な言葉で言うなら「一体感」「ノリ」とかでしょうか。「みんなでハシって、みんなでモタる」感じ・・・ですかね。
バンドで合わせてると、この一体感が出たとき、すごく気持ちがいいんです。でもなかなか出ないんですよね。
これは技術だけの問題ではないのかもしれません。ある程度の期間続けて、お互いに気心が知れて初めて出るのかな、と。経験上、そんな気がします。
うちのバンドfreeDriveも、結成当時は”グルーヴ云々”以前・・・。もう、曲を追うのが精一杯という状態でした。でもまぁ、皆キャリアも長いので、それなりにはまとまってたとは思いますが、みな手探りで相手の音を聴きながら・・・って感じでした。いま一つ何かが足りないのは確かでした。
でも、ライブを重ねるうちに、何度か「おぉ、ピッタリじゃん!すげぇ!」という一瞬に出会えるようになってきました。
あるライブの打ち上げの席で、うちのドラム氏が、
「ぶっちゃけ、ステージに上がったら、オレ、ギターとか聴いてないから。」
と爆弾(?)発言。
普段、全く毒を吐かない人なので、ちょっと意図が分からず「?」でしたが、要は、屋台骨としてリズム隊(ドラムとベース)のパフォーマンスを100%発揮するために、プレイに集中してる、という意味とのこと。なるほど納得です。
「ボーカルとかギターは、もう思う存分、好きにやっていい、お任せします、って感じだから。(その代わり、リズムと曲構成は任せて。)」
とも。ちょっと感動しました。
まぁ、ギターもリズム楽器の時もあるんだけど(カッティングとか)・・・とかちょっとは思いましたが、そんなのはどうでもいいんです。 なんか深いところで信頼関係が出来上がったような気がしました。
それ以来、バンドは毎回ものすごいグルーヴ感で演奏したとさ。おしまい。
・・・とはなりません。まだまだ(笑)。その日のメンタルや体調によって、演奏がまとまらない日も多々あります。
でも、バンドとして成長したところもあります。
ライブの途中で気持ちを整えることができるようになってきたんです。
つまり、仮に途中で機材トラブルがあって音が出なくなるアクシデントがあったとしても、それをズルズル引きずることなく、定番の曲(一番は”焼け野が原”、かな?)をやることによって、みんな平常心に戻れるようになったので、大崩れすることがなくなりました。
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うーん、きょうのはちょっと熱かったかな? ひょっとしてこれもRBCの影響か?(ちがう、ちがう(笑)すんません。RBCの皆さん・・・)