[コラム]ギタリストは同志!
水曜日, 9月 5th, 2007 | コラム, Koba(G)
# この記事は、Kobaのブログより転記しました。
さて、今日は”ギタリスト(=ギター弾き)”っつう生き物について思うことをつらつらと。
ギター弾きは、何故かみな仲がいいです。ジャンルを超えて付き合えます。
ギラギラした”ライバル心むき出し~”の人って会ったことないんです。
(ボーカリストは、↑みたいな人、見たことありますけど。)
なんででしょう?
ワタシが思うに、ギターという楽器の特性のせいなんじゃないかと。
つまり、ギター、ベース等の弦楽器は、打楽器、鍵盤楽器よりも、最初の取っ掛かりのハードルが高いんではないかと思うわけでして(弦楽器がエライとか、そういう議論ではないので誤解の無いよう・・・)。
何故かと言うと、とりあえず音を出すのに両手を使わなきゃならない(”弦を押さえて”、”弦を弾く”)ので、最初から両手の同期を取って動かすというのは、初心者にとっては結構たいへんなことなんです。
でも、それを乗り越えると、あとは練習すればしただけ上手くなっていきますし、弾く人の個性がものすごく音に出ます。ホント、正直な楽器だなぁ、と思います。この面白さに取りつかれた人がギタリストっつう生き物になるんですね。
・・・で、なんで仲がいいんだ?という点ですが、恐らく、みな同じハードルを乗り越えた同志と思っちゃうからじゃないでしょうか。
それと、多少音楽性が違ってたとしても(フュージョンとデスメタルとか)、機材はほとんど変わらないし、”いいギターの音”の概念も共通してるので、お互いにリスペクトし合えるんじゃないですかね。
「最近、エフェクター買った?」
「弦は、アーニー?ダダリオ?」
「あの曲ってノーマル?いや、ドロップDかな?」
「やっぱジョージ・リンチは別格だね。緩急のつけ方がたまらん!」
「いや、ルカサーでしょ。やっぱり。」
などなど、ギタリストが集まると、こんな話題でかなり旨い酒が呑めます。マジで。
ある意味シアワセな人種です。
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・・・さすがにこれだけだと、ただのヲタの集まりみたいなので、イイ話を一つ。
大学卒業して、かれこれ5年以上経とうとしたある日、大学のサークル(F研)の後輩から「ギターにサインしてほしい。」との連絡が。
どうも、その年の卒業生(もちろんギタリスト)への贈り物として、サークルの歴代ギタリストのサインを寄せ書きしたミニギターをプレゼントしたいんだとか。それで、なんとワタシの代まで遡って、サインをもらいにきたというのです。なんかすごーく嬉しかったのを覚えてます。
サインのほかに一言書いて、と言われたのでコメントも書きました。何て書いたと思います?
「精進」
です。(自分のことを棚にあげてよくもまぁ・・・(笑))
いやー、何か今日もアツイ話になっちゃいましたね。
・・・そうでもないか。