Category Archives: 一人親方

フリーエンジニアとして長生きしたいか?

アットマークITに「フリーエンジニアとして長生きする方法 」なる記事が。

お、首都圏コンピュータ技術者協同組合さん(←私も所属している)がコメンテーターとして出ているではないですか。広告記事?・・・でも無いようですが。

長生きか・・・。確かに、じいさんになっても今みたいな形態(=客先常駐で”エンタープライズな”プロジェクトに参加)で仕事が続けられるかは分からんですね。無理かも。

ただ、私はそんなに悲観はしてません。

独立して未だ三年目に入ったばかりなので、考えが甘いところもあるかもしれません。が、この二年間の活動で分かってきたことは、

「”ちゃんと”仕事していれば、”見る目のある人”には必ずわかってもらえる。」

ということです。

ポイントになるところは、あえて平易な言葉で書いてみました。これが”長生きする”ヒントにもなると思います。(かなり深い意味を含んでおります。)

私が独立するときに一番心配だったのが、「自分の知識や仕事のやり方、考え方は、果たして他の会社・現場に行っても通用するだろうか・・・。」という点でした。

もちろん、会社員時代も、ずっと自社内にこもってたわけではなく、あちこちの現場に常駐して、色んな会社の方々と接してはきましたし、毎回それなりの評価もいただいておりました。

でも、アタマのどこかで「これは会社員としての自分への評価だ。会社というバックボーンのおかげにちがいない。」と思ってました。

なので、会社という看板を取ったらどうなるのか・・・と、すごいビクビクしてました。もう、奴隷のようにコマとして扱われるんじゃないか、と。(たとえが微妙ですが、)火事場のドサ周りをする姿ばかり想像してました。

ところが、いざふたを開けてみると、会社員時代となんら遜色の無い立場、つまり、ある程度責任のある箇所を任せてもらえる中心的な立場として参画できたのです。

もちろん、いきなりではありません。”ちゃんと”仕事をして、徐々にチームに溶け込んでいく中で立ち位置が決まっていった感じです。

これは、先方の部長さんのような”見る目のある”方との出会いに恵まれた結果でもあると思います。あ、相性と言い換えてもいいかもしれませんね。(ちょっと違うかな・・・)

分かる人には分かるんです。会社の看板が無くても。正直、ほっとしましたし、自分がやってきたことはそんなに間違ってなかったということも改めて実感できました。

そしてこれは、私に限らず、多くの方々にも言えることだと思います。私はハッカーではありませんし。ごくごく普通の”中間管理職になりかけの”サラリーマンでしたから。

だからといって、フリーランスになることをオススメしているわけではありません。(私は首都圏さんに登録はしてますが、回し者ではありません(^^;)記事にもあるとおり、メリット・デメリット双方ありますし。

ただ、独立したことで、自信にはなりましたし、先々のことも前向きに考えられるようになりました。(うーん、うまくオチがついたかな・・・何言ってんだかわかんなくなってきた。)

最後に、蛇足ですが、紹介記事中「ヒューマンスキル(コミュニケーション能力)が重要」とありましたが、度が過ぎるとイタイのでこちらの記事も参考に・・・。

SEってコミュニケーション力だけありゃいいんでしょ?

一匹狼ってどうよ

印象に残った記事を紹介。

トラブルシューターは一匹狼  有害な“正論”を盲信するな

・・・

何かもう、言ってることが極端すぎて。

実は、前に彼の著書「SEの処世術 」を読んだことあるんですよ。そのときも極端な思考が「?」ではありましたが。(amazonのレビューでみんなが書いてる印象は大筋合ってると思います。)

あえて刺激的なこと書いて、釣ってるのか、と。(ウラタロスじゃあるまいし。)

でも、
「部下任せにするのではなく,仕事は自分の手でやれ」
これはある意味同意。確かに私も、
「何もかも自分でやるのではなく,部下に仕事を任せて育てることが君の仕事だ」
と、会社員時代に言われたような気がしますし。まぁ、会社組織としては間違いなく正論だと思いますが、これを真に受け過ぎると、技術者としては”骨抜き”になってしまう恐れがあります。(以前、リーダー論に書いた、こちらのエントリーが多少参考になるかと。→「威張り癖に注意 」)

会社は、「忠誠を尽くしてくれて、組織が回って」いれば何の文句も無いでしょう。でも、技術者としてのあなたはそれでいいの?と。

刀(=技術)は、磨かねば錆びるんです。私も錆びかけました。が、今は何とか錆びを落とすことができました。

記事に戻りましょう。以下の考えは、ちょっとやりすぎかと。
「おいしいところは自分のためにとっておく」
「知識やスキルを,簡単に他人に伝授してはいけない。」
うーん・・・、何もそこまでして保身に走らなくとも・・・。

私は、伝授することは構わないと思ってます。100%伝えることは無理ですし。いくらノウハウを教えても、自分で経験しないと(=痛い目にあわないと)身に付かないものってありますから・・・。

大事なのは、「他人にも教えたけど、自分”も”いつでもできる」状態を保つこと、だと思います。(言うのは簡単ですが、実践するのは難しいんですよ、これが・・・。)

ま、私が同意できたのはここまで。

二番目に挙げられている「ホウレンソウが悪」的な考えは、何か違うような・・・。

少なくとも、そんなメンバーと一緒のチームで仕事をするのはご免だなぁ、なんて思ってしまいました。

よほどお客さんから絶大な信頼を得ていない限り、成り立たないと思いますよ。ま、良く解釈すれば、「プロのSEたるもの、それくらいの気合が無くてどうする!」ってことなんですかね。体育会系のノリ、嫌い・・・。

digiDriveくん復活

お仕事メインサイト のヘッダロゴに、マスコット(通称:デジドライブくん)が復活しました。

↓これ。

od3_3_small1.jpg

別にあっても無くともいいといえばいいんですが・・・まぁ、IRONMAIDENのエディとかMEGADETHのメガデス君(仮称)みたいなもんです。(つまり、ジャケットイラストに必ずいるような、イメージキャラクタってこと。)

ちなみに、元になった画像は、こちら。

od3_original1.jpg
BOSSのオーバードライブ・エフェクター、OD3です。

エフェクターというのは、ギターの音を変えるためのフィルタで、その中でもオーバードライブというのは、ナチュラルに歪んだ音を出すために使います。

このOD3は、私の音作りの中でかなり重要な位置を占めておりまして、ライブ中は、ほとんど踏みっぱなしで使ってます。(よほどクリーンな音を出すとき以外)

・・・というわけで、私が一人親方としてお仕事を始めるにあたって、何かシンボルみたいなのが欲しいなぁ、と考えたときに、真っ先に思いついたのがこれだったんです。

”SEであると同時に根はギタリストである”という主張を取り入れたい・・・というか、ギター知ってる人が見たら「クスッ」と笑いたくなるツボを突いたら面白いかな、とか色々考えた結果でもあります。

これからも、ミュージシャン魂を忘れない技術者として歩んでゆこう・・・という意気込みの象徴として(?)、掲げていきたいと思います。はい。(そのうちローランド(註:メーカー)の人に怒られないかな・・・)

「価値観型」と「ビジョン型」

おもしろい記事見つけました。

キャリアに「目標」は必須ではない
ビジョンや目標を決めるとやる気が出る人と、自分らしさや価値観を日々満たしていく方がやる気が出る人、それぞれ両方の人がいるということなのです。
なるほど。何が何でも目標を持たねば、ってことはないわけですね。欧米の考え方に振り回されるな、と。みょうに納得できます。

さて、自分はどっちのタイプかと考えてみると・・・

どっちかというと”価値観”型ですね。まぁ、全くビジョンが無いってほど極端ではないですが。

”自分らしさ・こだわり”・・・大事です。

日々どう過ごすか、どう過ごしたか、やるべきことができたか・・・。

特に、子育てに関しては、そこを重要視してますね。

二度と取り戻せない、家族との貴重な時間をいかにして過ごすか。

”モノより思い出”をいくつ残せるか。

・・・改めて認識する、いいキッカケになりました。特に、最近、子供達のわがままが気になって、イライラしてたところがあったので。

逆に、仕事に関しては、ビジョン、目標ってやっぱ大事なんじゃないでしょうか。

特に私は一人親方なもんで、少し先を見ながら自分で方針を考えていかないとエライことになってしまいますので。誰もレールはひいてくれません。

ということで、ご紹介でした。

皆さんもチェックシートで確認してみてはいかがでしょうか。

育休6年!!

↓サイボウズ、「育児休業6年」の真意は
http://jibun.atmarkit.co.jp/lcareer01/rensai/env01/env01.html

サイボウズ、すげー!

入りてぇー!!・・・って、おい!

この手の待遇改善は、今、企業に最も求められていることなんじゃないでしょうか。
特に”3K”の代名詞となったIT企業には。

少なくとも私は大賛成です。
もし、自分の会社がこのくらい子育てに理解があったら、私は独立していないと思います。

・・・いや、ちょっと言いすぎかもしれませんが、それぐらいでかいことだと思いますよ。

我々世代以降の人々(団塊ジュニアとか言われてます)は、特に、家庭と仕事プラス趣味の両立、いや三立に前向きな人が多いと感じます。
男性でも、しっかり子育てに参加しようという意識のある人たちがたくさんいます。

逆に我々より上の世代になると、家庭も顧みずに仕事に明け暮れ、飲んだくれ(?)、子育ては母親がするもの、という意識の人が少なくないように思います。

従って、(規模の大小を問わず)多くの企業には、子育てに対する理解が無いのが実情ではないでしょうか。
たとえ育休制度があったとしても、現場の理解が無くて取れない、とか、不当に評価が下がった、とか。

サイボウズさんのすごいところは、この制度を受け入れられる土壌があるということなのかな、と。

じゃ、年寄りがいなければ丸く収まるのか、というとそうでもないような気がします。
かつてのサイボウズさんがそうだった(かもしれない)ように、”若すぎる”会社(ベンチャー企業)は、家庭を持った社員自体が少ないですから、育児に対する認識が甘いというか、アタマでは「あの人(子供抱えて)大変だな」と思っても、残業もしないで帰ることに対して”怠けてる”、”意識レベルが低い”、と感じるのが本音だったりして、受け入れる土壌があるとは言いがたい状況なのかなと。

要は、バランスの問題でしょうか。
同じ境遇・意識の人が多数を占めるようになれば、良識のある企業はそういう方向に向かうと思います。
社員はただのコマではありませんよ。
そこを認識して変えられる企業が、この先、生き延びると思います。いや、生き延びてほしいです。
# 生意気な発言、大変失礼いたしました。

社長賞もらう

今日、私が参加しているプロジェクトのサービスイン打ち上げ&送別会がありました。

久々に発注元のお客さんも交えての飲み会です。

そして今回の送別会は、より特別な意味がありました。

次回バージョンの開発規模が大幅に縮小されるため、丸二年ほど一緒にやってきた不動のメンバーも、今月末でかなりの人数リリースされることになりまして。残念・・・。

そしてもう一つ。

話によると、今回、発注元の部署の皆さんが、エンドユーザさん(かな?)からお褒めの言葉をいただき、表彰されたとのこと。

短期開発にもかかわらず、納期の遅延もなく且つ品質も高かったことが、顧客満足の決め手だったようです。

確かに、我々が作った箇所でおっきなバグは出たこと無いなぁ・・・。チームワークの賜物でしょう。はい。

どんな形であれ、お客さんが喜んでいる、という話を聞くと、いい気分です。

願わくば、より現場に近い”担当の方々”も喜んでくれているといいなー、なんて思います。直接お話を伺う機会が無いもので・・・。

ま、これを励みに、引き続きがんばりましょうか。

商号登記って何だ?

先日、同じ一人親方仲間から「小林さんって商号登記してます?」ときかれました。

でもわたしは、”そもそも登記って何だ”ってな状況でして・・・。屋号は持ってますがね。

で、せっかくなので、個人事業主の商号登記について調べてみました。

そしたら、ヨサゲなサイトを二つ発見。

システムブレインさんの例

ソラシド楽譜さんの例

読んでたら、何だか私も登記したくなってきました。(単純・・・)

たまには本でも

ここ一ヶ月ほど、わけあって地下鉄で通勤しています。

で、暇つぶしに本でも読もうかと思い立ち、2冊ほど読破(大げさな・・・)しました。

一冊目は言わずと知れた「web進化論」。かなり前に買ったんですが、全然読んでなくて。

今読むと、すこーし話題が古いところもありますが、まだまだ十分刺激になりました。
で、二冊目は「1杯のカフェの力を信じますか?」 。

アパレル業界で成功と挫折を味わった筆者が、手作りで”あったかいお店(カフェ)”を開くまでのお話なんですが、いい話が多々ありました。

あとがきも興味深かったです。

開店後カフェが繁盛したためにどんどん手を広げ過ぎてしまい、当初の思惑と違った方向に行き始めた際、意を決して規模縮小の方向に舵を取ったこと。

なかなかできることではありません。

初心に帰る、初志貫徹。

帰る原点があるっていいなと思いました。

定時に帰るぞ!

基本的に、ワタシは残業否定派です。徹夜、休日出勤なんてもってのほかです。

いや、もちろん、やらねばならない仕事をほったらかして帰ってしまう無責任なことはしませんので、誤解の無いよう・・・。(たとえば、システム切り替えが週末の夜間だったり、翌土曜日が監視作業だったりした際は当然出勤して責任は果たします。プロですから。)

要は、自分の仕事を定時内にきっちりこなすのはもちろんのこと、チームのスケジュールを組むにあたっても、できる限りみんなが休日出勤にならないよう、先手をうって調整するよう心がけている、ということです。

今お世話になっている職場では、かなりこれが実践できているように感じます。

これは、ワタシ一人の心がけということではなく、チームリーダーを筆頭に、みんな家族思いの方々が多いため、同じ方向を向けてるのかな、と考えます。

そして、何よりワタシを駆り立てているのは、娘の一言でして。

何気ない普段の会話だったんですが、

「パパー。これからさー、お仕事とかさー、飲み会とかでさー、帰り遅くなってさー、Aちゃん(←娘本人)とかと一緒にいる時間少なくなるじゃん。だから、いま一緒に本読んだりしよー。」

と言われまして。

確かに1月ー2月あたりは、スケジュールがきつく、帰りが遅くなることも多かったので(それでも21時には上がってましたが)、何か思うところあったのかもしれません。飲み会はそれほど行ってないつもりなんですが・・・。

それに、今月から小学校に入学して、環境の変化による漠然とした不安もあったんでしょう。

親として、「子供が成長する上で大切な時期なのだな。」と認識しました。
***

そんなこんなもあって、今月は、「ノー残業」を目標に、定時で切り上げるペース配分を実践中・・・。

今のところ、何とかほぼ毎日、夕食を一緒に食べれてます。

5555

↑うちの親サイトのアクセスカウンタ。

記念すべきゾロ目を自分で踏んでしまいました・・・。

もうすぐサイト開設から丸二年。

二年で5500アクセスって多いの?少ないの?

最近は、めっきりこの雑記帳しか更新しなくなってしまいました。

ほぼ毎日訪問していただいている常連の皆さんには、大変申し訳なく思っております。

で、そろそろ親サイトも更新せにゃーと思い立ち、「プロとして恥ずかしくないWEBデザイン」なる本の改訂版を購入しました。

実は改定前のものも持っており、独立当初は、かなり活用させていただいたんですが、今回、「80%以上改訂」と謳われているとおり、WEBデザインに関する最近の常識(流行り?)に則った内容に更新されておりまして・・・。こりゃ買わなきゃダメでしょ、と。

まだちゃんと読んでませんが、キーワードは”WEB標準化”でしょうか。今更といった感もありますが、改めてこれを理解することにより、”divタグ地獄(?)”に陥らないサイト作りを目指したいと思います。

あ、見た目だけ更新してもダメですね。

連載も再開して、タメになるコンテンツを増やしていきたいと思います。はい。

とりあえず、卒園式終わってからかな・・・。