ライブ本番がいよいよ明後日に迫りました!
ということで、第三回のネタは、マイ・スタジオについて。
ちょっと長いですが、お付き合いください。
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2004年ですかね。
自宅の一室をスタジオにしちゃいまして(写真)。
ドラムセットも生ドラムで、ベースアンプもPAも揃えました。
基本的に、うちのバンド練習は、ここでやってます。
まぁでも、防音対策したとはいえ、完全に音が漏れないわけではないので、一応音を出すのは18:00くらいまでにしてます。(幸い、いまのところ近所からの苦情は無し・・・)
なので、メンバーの皆さんには、(我が家の都合に合わせて)週末の貴重な時間を潰して集まってもらってます。ホントに感謝感謝です。
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しかし何とまぁ、大胆なことを・・・と思われるでしょう。
そもそものきっかけは、”子育てとの両立”でした。
うちのバンドは、嫁さんがVo.で、私がギター。
つまり、二人で同じバンドにいるということは、練習やライブの間は、子守りを誰かにお願いしなければなりません。
でも、いくらおばあちゃんが近くに住んでいても、そうそう頻繁にはお願いできません。
で、あれこれ悩んだ末、嫁さんの口から”じゃ、うちで練習できるようにしようか”と提案がありまして。
正直、びっくりしました。
そりゃ、家を建てる前から、自宅スタジオは夢見てましたよ。当時、「地下室付きのログハウス」なる物件にはかなり惹かれてましたし。
なので、もう願ったり叶ったり。 ”この機会を逃しちゃいかん。膳は急げ!嫁さんの気が変わらないうちに突っ走ろう!!”と、一気に実現へ向けて動きました。
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そういえば、今思うと、実はその当時、私は若干ウツ気味で参ってまして、”もう仕事辞めよう・・・”とかマイナスのことばかり考えてた時期でした。薬も飲んでましたし。
なので、嫁さんも、なんとか明るい話題で私を元気付けようとして、こんな話を出したのかもしれません。
もちろん、効果てき面。俄然、前向きなパワーが沸いてきました。心遣いに感謝です(単なる偶然かもしれませんが・・・)。
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で、早速、友人の勤める楽器屋に行って、機材を揃えました。
当然、予算は限られてます。家のローンもあるし。なので、削るところは削り、ポイントになるところはいいものを選びました。
まずドラムセットは、最初、エレドラにしようと思ってたんですが、予算オーバーのため断念。ま、ミュートしまくれば、生ドラムでもいいんじゃない?と安易な気持ちで、生ドラムセット を選びました。
ベースアンプは、ちょうど中古でアンペグのイイのがあったのでキープ。で、ミキサーは、当初、べリンガーのを買おうと思ってた(安いし。)んですが、お店に在庫が無くて、代わりに同じ価格帯のヤマハの12ch を勧められたので、それにしました。
マイクとスタンドは、まぁリハーサル用と割り切れば、”音でりゃいい”くらいのレベルで十分なので、一番安いノーブランドのを選びました。
・・・と、ここまではかなり順調に揃ったんですが、モニタースピーカーで予想外に躓きました。
最初、韓国のマイナーメーカーのを買ったんですが、音出してみてびっくり。モノラルだったんです。ステレオインプット付いてるくせに、です。予想外でした・・・。
先の友人に事情を話したところ、売ってるほうもびっくり。ということで、返品させてもらえることになりまして、結局、通販でべリンガーのパワード・モニター を購入。これはすごくイイ買い物でした。
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機材を一式揃えて、いざ音を出してみました。
・・・うーん、予想以上に生ドラムの音ってデカイ。少々のミュートじゃ、全然効かない。しかも、自己流防音で、窓をスポンジや板で単に塞いでも、全く防音効果なし。ひぇー、どうしよう。でも後には引けない・・・。
で、防音に関しても真剣に調査。良さげな業者さんも見つけました。(アコルトさん )
上記業者さんの無料相談できいたところ、完全防音するには、部屋の中にもう一つ部屋を作るくらい密閉しなきゃだめ、とのこと。
んがしかし、予算はかなり使い果たしてしまい、防音にそんなにお金はかけられない・・・。
途方に暮れながら、藁にもすがる思いで、うちのログハウス施工業者であるウッディハウスさんに相談したところ、ログ材自体は相当分厚いので大丈夫だろう、と。なので、音が漏れているのは窓じゃないか、ということになりまして。
で、たまたま事務所にあったという、スタイロフォームの余り材をいただいて、試しに木枠を組んで窓にハメてみました。
早速、恐る恐るドラムを叩いて、外で聴いてみると・・・おぉ、効果あり!若干漏れるけど、明らかに音が小さくなった!!おっけー!これでいいや。 いやー、一安心・・・。
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ということで、めでたくスタジオオープン、と相成りました。機材購入から丸一年かかりました(^^;。
自宅スタジオをご検討されている皆さんのご参考になれば幸いです。
長文、失礼いたしました。