コピー、ものまねは”恥”?それとも才能?

ちょっと物議を醸しそうなタイトルですが・・・。

別に、ワタシがコピーバンドばかりやってることに対して、誰かからイチャモンが付いた、とか、”コピーで何が悪い!”と開き直ってるわけでもありませんw。

ただ、ちょっと後ろめたい気持ちがあるのも確かです・・・。

”バンドとかやってんなら、そろそろオリジナル曲で勝負しなきゃダメなんじゃない?”と。

ものまねも同じですかね。

ものまねタレントさんに対する世間の感覚って、

「”しょせん”モノマネでしょ?」

と、上から目線になってるような気がしますし。

では、コピー/ものまねは、恥ずべきことなんでしょうか?

だれもが、みんな自分のオリジナリティを出さなきゃならないんでしょうか?

うーん・・・

***

・・・ワタシは、絵とギターが結構得意です。

たとえば、

”○○(アニメキャラ)描いて”

”▲▲(Jポップの曲)弾いてみて”

と言われれば、かなりそっくりに描ける/弾けるので、喜んでもらえたりします。

ただし、それらは、完全にオリジナルと同じじゃなかったりします(完コピじゃないってこと)。

では、なぜ満足してもらえるのか?

おそらく、(絵も曲も)デフォルメされている -- すなわち、よく特徴を捉えてるからなんだと思います。

(元になった)オリジナル作品の、最も伝えてほしい部分を汲み取って再現されているから、なのかなと。

それって、もっと自信を持ってイイことなんじゃないか、と思ったりするわけです。

これと同じようなことが、組織とかコミュニケーションにも言えると思います。

みんながみんな、「オレがオレが」と、独自性を強調してたらどうなるでしょう。

そんなときに、たとえばプロジェクト/会社の目的・目標だったり、フレームワークの思想だったり、をよく理解して皆に広める・あるべき方向に導く役割っていうのは、とても重要なんじゃないか、と。

・・・そういえば、思い出した!

会社員時代に、主任クラスの集まるリーダー会議の席で、エラい人がいうわけです。

「おまえらのやりたいことは何だ?そこに(部下を)導けばいいんだ。会社の方針なんてカンケーない!」

と。

その時ワタシは言いました。

「そうは言っても、会社として行ってほしい方向/実現したい目標とかあるんじゃないんですか?そこに向かうよう、社員を導くのが自分らの役割だとおもうんですけど。会社のビジョンを示してくれれば、ワタシはそれに応じた動きをしますよ。」

と。

まぁ、そのエラい人は、オレオレなキャラでしたから、ふがいない部下にはっぱをかける意味もあったのかもしれませんし、リーダーがしっかり自分のポリシーを持って部下を導くのは大事なことだとは思います。アタマでは。

でも、人それぞれ、得手不得手がありますし、役割に応じた動きをするのも必要なんじゃないでしょうか。

グイグイ独自の方向にひっぱるだけが能じゃないと思うんですがね。

話をコピーバンドに戻しますねw。

要は、

  • オリジナル作者/アーティストへの尊敬の念(リスペクトっつーの?)があるか無いか
  • その作品の伝えたい部分を理解して消化/昇華しているか
  • コピーする側/される側、みんなが幸せな気分になれるか

というのが重要なのかな、と。

これらに反してなければ、コピーバンド/ものまねは、著作物の”最も真っ当な二次利用”だと思うんですが。

・・・ということで、あまり卑屈にならないようにしようかと思います。はい。

2 thoughts on “コピー、ものまねは”恥”?それとも才能?

  1. > sushiさん

    賛同ありがとうございます。
    言うは易し・・・ではありますがw。
    自戒を込めて。

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