リーダー論 完結

お仕事の話です。

ここ数ヶ月、久々にチームらしいチームを切り盛りしてきまして、「やっぱ人を動かすって奥が深いなぁ」と改めて実感した次第です。

サラリーマン時代の、かつての苦労がうっすらよみがえったりして・・・。

で、一息ついたところで、久々に「リーダー論」を読み返してみました。

懐かしくもあり、恥ずかしくもあるのですが、まぁ、わりとまともなことを言ってるな、と。今読んでもそれほど違和感は感じませんでした。(成長してないってことかなw。)

***

独立開業当初、特にこれといった売り物も無く、悩んだ末に始めた当コラムですが、早いもので最後の執筆から、かれこれ2年も経過しようとしています。

しかも、最後のエントリが、「反面教師」という、ある種「恨み節」にも似た内容でありましたので、さすがにここで終わりとするのは、何とも後味が悪いというか、切ないというか・・・まぁ、スッキリせんのですわ。

ということで、これを機会に、総まとめとして”完結編”を書いて締め括ろうかな、と。

誰かの何かの”足し”になれば幸いです。

・・・

【プロジェクトリーダー10カ条 プラス 1】

(順不同)

  • バグを憎んで人を憎まず
    人をネチネチ責めるヒマがあったら、まずは迅速に対策を指示すべき。
    もちろん、尻拭い(責任者として関係各位への謝罪報告など)もやる。
    ただし、あまりに質の悪いバグ(つまり仕事をナメている、とか仕様理解が浅いことに起因するもの)を出したヒトには、十分な聴取と真の原因究明をすべし。
  • コピー等の雑用は率先してやる
    メンバーには業務に専念してもらうように。
    雑用を下に押し付けるのはエラくも何ともない。
    逆に、メンバーには「コピーは偉くなってからやるもんだ。今はコピー手伝うヒマがあったら仕様のひとつも覚えよ」と言ってみる。
  • 聞き上手に徹する
    メンバーも上司もお客様も、みんな”話しの分かるヒト”を欲している。
    しっかり聴き、相手の期待通り、またはそれ以上のレスポンスを返すことをこころがけよ。
  • 率先して定時帰りする(メリハリをつける)
    家庭の事情も仕事のうち。
    ただし、段取りをつけるのは至難の業ではある。
  • 人材も適材適所をこころがける
    メンバーの長所を活かす配置を。
    ”ちょっと変わったヒト”を扱えれば、リーダーとして一人前。
    でも、ダメなもの(人)は深追いしない(何度も説教するとか)。厳しいようだが、そこはお互いプロなのでドライに。
  • 飲み会、おやつ重要
    モチベーション維持のためにも、適度な息抜きは必要。
    定時以降の長期戦になる会議の際には、おやつを配ってみる、とか。
  • ”ざっくり感覚”を身につける
    たとえば、開発規模の見積りや進捗具合など。
    細かい数字ばかりではなく、全体をグロスで判断できるようにする。
    (デスマが未然に防げるよう)
  • 信頼できる右腕を獲得する
    リーダーは基本、孤独なもの。でも孤立はつらい。
    メンバーの中から、自分の代役を担える人材をなんとか探すこと。
  • 怒鳴るべからず
    怒鳴ってキレて・・・後に残るのはワダカマリだけ。
    怒鳴って解決するものは何もない、というのが持論。
  • ”なんか頼りになる”雰囲気を漂わせる
    周囲から「このひとなら任せられるかも」と思ってもらうことは重要。
    もしボロを出しても、素直に非を認め、しっかり後始末すればよい。
    あと、「普段やさしいけど、怒ったら怖いかも」という印象を与えるのも良い。
    ナメられないよう、締めるところは締めるべし。
  • ウデを錆びつかせない
    一度、プログラマとしての勘が鈍ると、元に戻るのが大変。ツールでも何でもいいので、コードにさわる機会をつくること。
    ”現役感”重要。

・・・

いかがでしょう。

他愛もないものばかりかもしれません。

でも、これがワタシの経験から得たリーダー論です。

# 本体には、そのうち反映させます。

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